-森田療法について-
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●森田療法は森田正馬(慈恵医科大初代精神科教授)が1920年に創始した
神経質症に対する精神療法で、今日では世界的に知られた神経質症理論に
なっています。
●神経質症は器質的な病気ではなく、人間として当然起こってくる不安、悲しみ、
嫌悪などの感情を異常と考え、何とか感情をコントロールしようと悪戦苦闘
することで泥沼にはまり、精神的に苦悩したり、めまいや動悸などの体の
不調となって表れたりすることを突き止めました。
●感情は意思の力ではコントロールできないことを認識し、不安や恐怖、不快感
など嫌な感情はそのままにして、自分の目標に向かってなすべきことを一つ
ひとつ実行していくことで、神経質症のとらわれを克服していくことができると
考えます。
●森田療法理論はただ単に神経質症の克服だけではなく、私たちそれぞれの
目標や夢に目を向けさせ、より良く生きるために具体的な日々の生活を
どのようにしていけばよいかを示してくれます。