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007-0199

 

11月の広島集談会

 

今年も終わりに近づきつつありますね。紅葉もそろそろ終わりかけてきました。これから寒さも厳しくなってきますが、体に気をつけていきましょう。

 

先日行われた11月の広島集談会の報告をさせていただきます。

11月の集談会は初めて参加された2名を含め12人の参加で行われました。また派遣講師として山口周南市から臨床心理士の刀根先生が参加していただきました。

集談会は①自己紹介および近況報告②刀根先生の講話③全体での意見交換-という構成で進められました。

②の刀根先生の講話ですが森田先生の『神経質講義』などの紹介や瞑想についてなど次のような幅広いお話をしていただきました。

神経質は重い病気のような苦悩に駆られるようになるが、実際の病気ではない。したがって病気として治療しても決して治らないが、普通の健康者として取り扱えば容易に治る。

神経質者はより良く生きたいという「生の欲望」が人一倍強いので、その分「死の恐怖」を強く感じる

「生の恐怖」裏には「生の欲望」があるので、自殺はしない。人の目標は平均寿命より一日でも長く生きることで、石にかじりついても生きていくという姿勢が大事だ。

森田先生は日常生活の中で症状を忘れていくことを指導していた。たとえば皿洗いの時には皿洗いに徹することで、症状を忘れる。忘れることが治ることだと言える。

森田研究者は森田先生はじめ水谷先生など長生きできなかった人が多い。それは『休息は仕事の転換なり』と体を休めなかったからではないか。何もしない時間も大事だ。

治るということばは「直る」という漢字で表したほうが適切だ。そして「直す」のは症状ではなく、生き方である。

□睡眠について

不眠に悩んでいる人は多いが、完璧主義傾向により、過剰に熟睡感を求めていることが要因。

78時間睡眠で十分であり、熟睡感がなくても横になれば疲れは取れる。

その日眠れなくても朝まで横になれば、次の日は熟睡が可能。など

マインドフルネス瞑想の実習なども交え、心地よい睡眠についてお話いただいた。

来月12月の集談会は、3時頃から軽い飲食を共にした忘年会的な場にする予定です。この一年を振り返りつつ、新しい年を迎えたいと思っております。ぜひご参加ください!